上場企業でも「突然死」する時代。あなたの保有株は大丈夫ですか?
「業績は悪くないはずなのに、株価がダラダラ下がっている…」 「高配当につられて買ったけど、財務はボロボロだった…」
株式投資で最も恐ろしいこと。それは含み損ではありません。 **「投資先が倒産して、株が紙切れになること(上場廃止)」**です。
どんなに素晴らしい技術を持っていても、資金繰りがショートすれば企業は終わります。 しかし、一般的な「自己資本比率」などの指標だけでは、倒産の予兆を見抜くのは困難です。
そこで今回、簿記1級を持ち、ファンダメンタルズ分析でFIREを目指す私が、**プロの信用格付け機関も参考にする「倒産予知モデル」**を誰でも使えるツールにしました。
電卓では計算不可能な複雑な数式を、完全自動化。 数字を入れるだけで、その企業の**「生存確率」**を判定します。
Altman Z-Score
このツールの凄さ:なぜ「Zスコア」なのか?
「アルトマンZスコア」は、1968年に米国で考案された倒産予知モデルですが、その精度の高さから現在でも世界中で使われています。
このモデルが優れているのは、単なる借金の量だけでなく、**「企業の歴史と稼ぐ力」を複合的に見ている点です。 簿記1級の視点で解説すると、特に重要なのが「利益剰余金」**です。
1. PLは化粧できても、BS(利益剰余金)は嘘をつかない
売上や純利益(PL)は、その年だけ無理をして良く見せかける「粉飾」や「調整」が可能です。 しかし、**利益剰余金(BS)**は、創業から現在までに積み上げてきた「貯金の歴史」そのものです。ここを見ることで、企業の本当の基礎体力が分かります。
2. 「時価総額」で市場の評価を加味
Zスコアは財務諸表だけでなく、「時価総額(株価)」も計算式に組み込みます。 「財務はそこそこに見えるのに、株価が異常に安い」場合、市場は帳簿には載っていない隠れリスク(訴訟リスクや将来の規制など)を織り込んでいる可能性があるからです。
使い方は簡単
Yahoo!ファイナンスや四季報、決算短信を見ながら、以下の項目を入力するだけです。
- 流動資産・流動負債: 短期的な支払い能力
- 総資産・総負債: 全体的な借金のバランス
- 利益剰余金: 企業の「貯金」の実力(BSの純資産の部にあります)
- 事業利益(営業利益): 本業で稼ぐ力
- 時価総額: 市場からの評価額
判定結果の見方
- 安全圏(2.99以上): 「グリーンゾーン」。倒産リスクは極めて低いです。長期保有の適格銘柄と言えます。
- グレーゾーン(1.81〜2.99): 「要警戒」。直ちに危険ではありませんが、業績が悪化すれば危険水域に転落する可能性があります。
- 危険水域(1.81以下): 「レッドゾーン」。財務がかなり傷んでいます。統計的に倒産確率が高い状態です。高配当でも飛びつくのは危険かもしれません。
まとめ:攻める前に「守り」を固めよう
投資で資産を増やすためには「成長株」を見つけることも大切ですが、それ以上に**「退場しないこと(大負けしないこと)」**が重要です。
このツールを使って、保有株や購入検討中の銘柄をチェックしてみてください。 もし「危険水域」と出たら、一度立ち止まって財務諸表(BS)を詳しく見ることをおすすめします。
**「BSの中身をもっと詳しく図解で見たい!」**という方は、こちらのツールも合わせて活用してください。 👉 【財務を丸裸に】決算書ビジュアル化ダッシュボード Pro(内部リンクを貼る)
数字を味方につけて、鉄壁のポートフォリオを作りましょう!

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