📚 基礎知識・投資の心構え(1〜20)
No.7 証券取引所とは?:市場の役割 (★ 初心者)
皆さん、こんにちは! 株の勉強ブログ、第7回です。
前回、株価は「需要と供給」で決まると学びました。では、その「買いたい人」と「売りたい人」が実際に株の売買を行っている場所はどこでしょうか?
今回のテーマは、株の売買の舞台となる「証券取引所(しょうけんとりひきじょ)」です。日本の代表的な取引所である「東京証券取引所(東証)」の役割や、市場の種類について一緒に見ていきましょう!
💡 1.証券取引所は「株のデパート」
証券取引所は、一言でいうと「株式などの証券を売買するための、公正なルールに基づいた市場(マーケット)」です。
昔は、取引所のフロアで「場立ち(ばたち)」と呼ばれる人たちが大声で売買していたイメージがありますが、現在はほぼすべてがコンピュータシステムによる電子取引になっています。
🏢 証券取引所の2つの大きな役割
証券取引所が私たちの投資において果たしている役割は、主に以下の2つです。
- 公正な価格の形成(マッチング):
- 世界中から集まる「買いたい注文」と「売りたい注文」を集中させ、自動的に結びつける(マッチングさせる)役割です。
- これにより、誰が見ても納得できる、公正な「株価」が形成されます。(前回学んだ需要と供給の原則が働く場所です。)
- 資金調達の場(上場):
- 企業が新しく発行した株を市場で売買できるようにすること(上場(じょうじょう)といいます)で、企業が広く一般から事業資金を集める機会を提供しています。
✅ ここがポイント! 私たちは証券会社を通じて、取引所に注文を出し、公正な株価で売買を行っている!
🏛️ 2.日本の市場区分(東京証券取引所)
日本の取引所というと、ほとんどが「東京証券取引所(東証)」を指します。東証では、上場している企業を規模や流動性などに応じて、いくつかの市場(マーケット)に区分しています。
2022年4月の市場再編により、現在の主な市場区分は以下の3つになりました。
| 市場区分 | 特徴 | 投資家からのイメージ |
| プライム市場 (Prime) | 日本を代表する大企業が中心。グローバルな投資家との対話や高いガバナンス(企業統治)水準を求める。 | 安定感、優良企業 |
| スタンダード市場 (Standard) | 主に中堅企業。一定の規模とガバナンス水準を保ち、持続的な成長を目指す。 | 国内の主要企業 |
| グロース市場 (Growth) | 高い成長可能性を持つ、ベンチャー・新興企業が中心。「将来の成長」への期待が大きい。 | ハイリスク・ハイリターン |
✅ ここがポイント! プライムは安定・大規模、グロースは成長・新興企業と、市場区分で企業の色がある程度分かる!
⚠️ 3.証券取引所と証券会社の違い(初心者が混同しがちな点)
株を始めたばかりの人がよく混同するのが、「証券取引所」と「証券会社」の違いです。
| 名称 | 役割 | 私たちとの関わり |
| 証券取引所(東証など) | 売買の「場所」とルール作り。株価を決定する心臓部。 | 私たちは直接関わらない。 |
| 証券会社(SBI証券、楽天証券など) | 取引の「窓口」。投資家と取引所をつなぐパイプ役。 | 私たちが口座を開設し、注文を出す相手。 |
Google スプレッドシートにエクスポート
私たちが前回開設した「証券口座」は証券会社に作ったものであり、私たちはその証券会社を通じて、間接的に証券取引所で株を売買している、という流れを覚えておきましょう。
📝 まとめ
証券取引所は、株取引の公正な舞台です。
| No.7の最重要ポイント | 簡潔な説明 |
| 取引所の役割 | 公正な価格形成(マッチング)と企業の資金調達の場の提供。 |
| 日本の市場区分 | プライム(大企業・グローバル)、スタンダード(中堅・主要)、グロース(新興・成長)の3区分。 |
| 取引の経路 | 投資家 → 証券会社 → 証券取引所(株の売買が成立) |
次回は、いよいよ具体的な株の買い方である「No.8 注文方法の基本:成行注文と指値注文」について学び、取引の基本操作をマスターしましょう!

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