📚 基礎知識・投資の心構え(1〜20)
No.18 複利の効果:雪だるま式に資産を増やす仕組み (★★ 初心者〜中級)
皆さん、こんにちは! 株の勉強ブログ、第18回です。
投資を長く続けることのメリットは何でしょうか? それは、人類史上最大の発見とも言われる、「複利(ふくり)」という魔法の力を利用できる点にあります。
今回のテーマは、「複利の効果」です。これを理解すれば、なぜ新NISAやつみたて投資が強力なのかが明確になり、長期投資を続けるモチベーションに繋がります。
💡 1.「単利」と「複利」は何が違う?
利息の計算方法には、「単利」と「複利」の2種類があり、この違いが資産形成のスピードを大きく変えます。
1. 単利(Simple Interest)
- 仕組み: 常に元本(最初に投資したお金)に対してのみ利息(リターン)がつく計算方法です。
- 例: 100万円を年利5%で運用。毎年もらえる利息は「100万円 × 5% = 5万円」で、一定です。
2. 複利(Compound Interest)
- 仕組み: 投資で得たリターン(利益)を元本に組み入れ、その**「元本+利益」の合計**に対して次期の利息がつく計算方法です。
- 例: 100万円を年利5%で運用。
- 1年目:100万円 × 5% = 5万円
- 2年目:(100万円+5万円) × 5% = 5.25万円
- 3年目:(105万円+5.25万円) × 5% = 5.51万円…
- リターンが時間とともに雪だるま式に大きくなります。
✅ ここがポイント! 複利は、得た利益を再投資すること(再投資)によって、時間とともに資産の増えるスピードが加速する仕組みです。
🚀 2.複利が「雪だるま式」に資産を増やす理由
複利の効果は、特に長期間で威力を発揮します。
| 投資元本:100万円、年利:5% | 5年後 | 10年後 | 30年後 |
| 単利 | 125万円 | 150万円 | 250万円 |
| 複利 | 127.6万円 | 162.9万円 | 432.1万円 |
※いずれも税金は考慮していません。
このように、短期間では単利と複利に大きな差はありませんが、30年後には2倍近い差が生まれます。時間が経つほどに、「利息が利息を生む」サイクルが加速し、資産が増えるカーブが急になることがわかります。
🏢 新NISA・積立投資と複利
つみたてNISAや積立投資が推奨されるのは、この複利の効果を最大限に活かすためです。
- 非課税期間の無期限化(新NISA): 複利効果が最も出る「長期の運用」で、利益に税金がかからないため、さらに効率的に資産を増やせます。(税金で利益を削られない → より多くの利益を再投資できる → 複利が加速!)
🕒 3.複利効果を最大化するための2つの要素
複利効果を大きくするためには、以下の2つの要素が重要です。
1. 「時間」を味方につける(Time)
複利は、運用期間が長ければ長いほど効果が高まります。投資は「早く始めること」が最も重要であり、新卒社会人の皆さんはこの「時間」という最大の武器を持っています。
2. 「利回り」を高める(Rate)
利回り(リターンの割合)が高ければ、雪だるまの成長スピードは速くなります。ただし、前回学んだ通り、高い利回りを求めるほどリスクも高くなるため、自分のリスク許容度とバランスを取ることが大切です。
📝 まとめ
複利は、時間をかけることで加速度的に資産を増やしてくれる、長期投資の核となる概念です。
| No.18の最重要ポイント | 簡潔な説明 |
| 複利の仕組み | 利益を元本に組み入れ、その合計額に対して次期の利息がつくこと。 |
| 単利との差 | 運用期間が長くなるほど、資産の増え方に圧倒的な差が生まれる。 |
| 最大化の条件 | 「時間(早く始める)」と「利回り(再投資)」。 |
| 投資戦略 | 新NISAやつみたて投資を活用し、長期・継続的に運用することが複利効果を活かす王道。 |
次回は、市場全体を動かす大きな要因である「No.19 インフレとデフレ:経済状況と株価の関係」について学んでいきましょう!

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