株の勉強 #21:【分析の基礎】テクニカル分析とは?「いつ買うか」を決めるチャートの力


💹 テクニカル分析(21〜40)

No.21 テクニカル分析とは?:過去の値動きから未来を予測する (★★ 初心者〜中級)

皆さん、こんにちは! 株の勉強ブログ、第21回です。

基礎知識の20項目を終え、今回から新しい分野「テクニカル分析」に入ります。これは、具体的な株の売買タイミングを決める上で非常に重要なスキルとなります。

今回のテーマは、「テクニカル分析とは何か?」。これは、過去の株価の動きや取引量(出来高)から、将来の株価を予測しようとする分析手法です。


💡 1.テクニカル分析 VS ファンダメンタルズ分析

投資の分析手法は、大きく分けて2種類あります。まず、これまで学んできた知識と、これから学ぶテクニカル分析がどう違うのかを理解しましょう。

分析手法目的主な注目点投資期間
ファンダメンタルズ分析企業の本来の価値を見極める。企業の業績、財務状況、経済状況など。(No.41〜)主に長期投資
テクニカル分析株の売買タイミングを見極める。株価のチャート、移動平均線、出来高など。主に短期〜中期投資

テクニカル分析は、「市場のすべての情報は、既に株価に織り込まれている」という前提(効率的市場仮説)に立っています。つまり、企業の価値がどうであれ、投資家の「需給(買いたい・売りたい)」の心理がチャートに現れると考えます。

✅ ここがポイント! ファンダメンタルズ分析は「何を(どの銘柄を)買うか」、テクニカル分析は「いつ(どのタイミングで)買うか」を決めるのに役立ちます。


📉 2.テクニカル分析の3つの基本要素

テクニカル分析を行う上で、チャート上に表示される最も基本的な要素は以下の3つです。

1. 株価(チャート)

最も基本となる要素です。株価の動きをローソク足(後日詳しく解説します)などで時系列に並べたものがチャートです。

  • 分析の視点: 過去の値動きから「トレンド(傾向)」「パターン(形)」を読み取り、次に株価がどう動きそうかを予測します。

2. 出来高(できだか)

特定の期間に、その株がどれだけ売買されたか(取引量)を示す数値です。

  • 分析の視点: 出来高が多いということは、その価格帯で多くの人が注目・参加していることを示します。株価が大きく動いたときに出来高が増えていると、その動きが本物である可能性が高いと判断されます。

3. 移動平均線やRSIなどのテクニカル指標

チャートに線を重ねたり、株価から計算した数値を表示したりして、売買のサイン市場の過熱感を視覚化するためのツールです。

  • 分析の視点: 例えば、移動平均線から株価が大きく離れたら「買われすぎ(売られすぎ)」と判断するなど、客観的な売買の目安を得るために使います。

🧠 3.なぜテクニカル分析が機能するのか?(人間の心理)

テクニカル分析が有効とされる根拠は、主に「投資家の行動心理」にあります。

  1. 市場の記憶: 投資家は、過去に株価が反発した価格帯(支持線)や、上昇を阻まれた価格帯(抵抗線)を覚えていて、その価格帯に達すると似たような行動を繰り返す傾向があります。
  2. 自己実現的な予言: 多くの投資家が同じテクニカル指標(例えば、ゴールデンクロス)を見て「買いだ!」と判断し行動すると、実際にその判断通りに株価が動くことがあります。

ただし、テクニカル分析は「必ず当たる予言」ではありません。あくまで予測であり、突発的なニュース(災害、不祥事など)には対応できないことを理解しておく必要があります。


📝 まとめ

テクニカル分析は、短期的な売買タイミングを図るための強力なツールです。

No.21の最重要ポイント簡潔な説明
分析の目的過去の株価の動きや取引量から、将来の売買タイミングを予測する。
対比ファンダメンタルズ(企業の価値)と対になり、短期・中期取引で多用される。
基本要素株価(チャート)出来高、そして各種テクニカル指標の3つが土台。
根拠投資家の心理や行動がパターンとなってチャートに現れるという前提。

次回は、テクニカル分析の最も基本となる図形「No.22 ローソク足の読み方:陽線・陰線・ひげの意味」について、チャートの読み方の第一歩を学びましょう!

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