株の勉強 #23:【トレンドの見つけ方】移動平均線(MA)の基本と3つの期間の役割


💹 テクニカル分析(21〜40)

No.23 移動平均線(MA)の基本:短期線、中期線、長期線 (★★ 初心者〜中級)

皆さん、こんにちは! 株の勉強ブログ、第23回です。

ローソク足で日々の株価の動きがわかるようになりましたが、細かい値動きに一喜一憂せずに「全体のトレンド(方向性)」をつかむためには、別のツールが必要です。

今回のテーマは、テクニカル分析の代名詞とも言える「移動平均線(いどうへいきんせん、Moving Average: MA)」です。この基本を理解すれば、株価の「向かう方向」が一目瞭然になります!


💡 1.移動平均線(MA)とは何か?

移動平均線とは、「過去の一定期間の株価の終値の平均値を算出し、それを線でつないだもの」です。

  • 役割: 日々のノイズ(細かい上下動)を平滑化し、株価の全体的な流れ(トレンド)を分かりやすく示してくれます。

🏢 計算の仕組み(例:5日移動平均線)

今日の5日移動平均線は、「今日の終値+昨日+一昨日+3日前+4日前」の5日間の株価を合計して、5で割ったものです。

そして、明日になると、最も古い4日前の終値が除外され、今日の終値が新たに加わるというように、平均値が日ごとに移動していくため「移動平均線」と呼ばれます。

✅ ここがポイント! 移動平均線は、「現在の株価が、過去の平均的な購入価格と比べて高いか安いか」を示唆してくれる!


📉 2.期間別に見る3つの移動平均線

移動平均線は、計算に使う期間によって、その役割が異なります。主に使われるのは以下の3種類です。

期間一般的な呼称意味と役割
5日・10日短期線直近の短期的な勢いを示します。デイトレードやスイングトレードでよく使われます。
25日・50日中期線中期的なトレンドを示します。サラリーマン投資家が比較的よく使う指標です。(月間・四半期の平均)
75日・200日長期線長期的な株価の方向を示します。企業のファンダメンタルズの変化などを反映しやすく、安定性の目安になります。

🏢 トレンドの判断基準

株価と移動平均線の位置関係を見ることで、現在のトレンドを判断できます。

  • 株価がMAの上に位置: 過去の平均購入者よりも現在の株価が高い → 上昇トレンドにあると判断できます。
  • 株価がMAの下に位置: 過去の平均購入者よりも現在の株価が安い → 下降トレンドにあると判断できます。

🧠 3.移動平均線の重要な機能:「支持線」と「抵抗線」

移動平均線は、ただの平均値を示すだけでなく、投資家心理を反映した「節目」としても機能します。

  • 支持線(サポートライン): 下がってきた株価が、MAに触れるあたりで買い支えられて反発することがあります。このとき、MAは株価を支える「支持線」として機能します。
  • 抵抗線(レジスタンスライン): 上がってきた株価が、MAに到達するあたりで売りに押されて反落することがあります。このとき、MAは株価の上昇を妨げる「抵抗線」として機能します。

これは、多くの投資家が「このMAの線は重要だ」と考えているため、MAに近づくと「この辺で買っておこう」「この辺で売っておこう」と行動し、結果としてMAが節目として機能するのです。

📝 まとめ

移動平均線は、テクニカル分析の土台であり、株価のトレンド(方向性)を判断するための最もシンプルで強力なツールです。

No.23の最重要ポイント簡潔な説明
移動平均線過去の終値の平均を線でつないだもので、株価のトレンド(全体の流れ)を示す。
期間の役割短期線(勢い)、中期線(中期のトレンド)、長期線(安定性)で使い分ける。
機能株価を支える「支持線」や、上昇を妨げる「抵抗線」として機能しやすい。

次回は、複数の移動平均線を使って売買サインを見つける方法、「No.24 ゴールデンクロスとデッドクロス:売買サインの基本」について学びましょう!

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