💹 テクニカル分析(21〜40)
No.27 出来高の読み方:取引量の意味と重要性 (★★ 初心者〜中級)
皆さん、こんにちは! 株の勉強ブログ、第27回です。
これまで、株価の動きそのもの(ローソク足や移動平均線)を見てきましたが、テクニカル分析には、価格とは別の非常に重要な要素があります。それが、「出来高(できだか)」です。
今回のテーマは、この出来高の読み方です。出来高は、株価の動きに「どれだけの人が参加しているか(信憑性)」を示してくれます。出来高を併せて見ることで、チャート分析の精度は格段に上がりますよ!
💡 1.出来高とは何か?
出来高とは、「ある期間(1日、1週間など)に成立した売買の株数(取引量)」の合計のことです。
- 表示場所: チャートの下部に、縦の棒グラフとして表示されるのが一般的です。
- 意味: 出来高が多いということは、その株が多くの投資家に注目され、活発に取引されたことを意味します。逆に出来高が少ないということは、市場の関心が薄い、閑散とした状態であることを示します。
✅ ここがポイント! 出来高は、株価の動きの「エネルギー」や「信憑性」を示すバロメーターです!
📉 2.出来高が示す2つの重要なサイン
出来高は、株価の動き(値上がり・値下がり)とセットで見ることで、そのサインの信憑性を判断できます。
1. 株価の上昇・下降が「本物」か?
| 株価の動き | 出来高の動き | 意味と解釈 |
| 株価上昇 | 出来高も増加 | 多くの人が参加した、信頼性の高い上昇。トレンドが続く可能性が高い。 |
| 株価上昇 | 出来高が減少 | 参加者が少なく、勢いのない上昇。長続きしない可能性(ダマシ)がある。 |
| 株価下降 | 出来高も増加 | 多くの人が投げ売りした、信頼性の高い下降。トレンドが続く可能性が高い。 |
| 株価下降 | 出来高が減少 | 参加者が少なく、勢いのない下降。下落が一服する可能性(レンジ移行など)がある。 |
2. 相場が「転換」するサインか?
- 底値圏での急増: 株価が長期間下がり続け、出来高が大きく急増した場合、それは「売りの最終局面」や「新たな買い手の参入」を示唆し、相場が上昇に転じる(底打ち)サインとなることがあります。
- 高値圏での急増: 株価が高値圏にある中で出来高が急増し、その後株価が伸び悩んだ場合、それは「利益確定の売りが大量に出た」ことを示唆し、相場が下降に転じる(天井)サインとなることがあります。
🧠 3.出来高を活用した具体的な売買判断
出来高は、前回学んだ支持線や抵抗線を突破する際の「ブレイクアウト」を判断するときに特に重要になります。
1. トレンドライン突破(ブレイクアウト)時の確認
株価が重要な抵抗線(レジスタンスライン)を上回ったとき(ブレイクアウト)に、出来高が急増しているかを確認します。
- 出来高増加 → 信頼性大: 多くの買い手の力で抵抗線が破られたため、本格的な上昇トレンド入りと判断できます。
- 出来高減少 → 信頼性小: 少ない参加者で抵抗線が破られた場合、すぐに株価が元のレンジに戻る「ダマシ」の可能性が高まります。
2. 出来高の「枯れ」
出来高が極端に少なくなる状態を「出来高の枯れ」と呼びます。
- 意味: 出来高が枯れた状態から、突然出来高を伴って株価が動き始めた場合、新たな材料や大きな買い手(大口投資家)が参入した可能性があり、大きなトレンドの予兆となることがあります。
📝 まとめ
出来高は、株価の動きに「真実味」を与えてくれる、テクニカル分析において欠かせない指標です。
| No.27の最重要ポイント | 簡潔な説明 |
| 出来高とは | 一定期間に成立した売買の株数(取引量)。市場の参加度を示す。 |
| 信憑性 | 株価が動いたときに出来高も増えているほど、その株価の動きは信頼性が高い(本物)。 |
| ブレイクアウト | 重要な支持線や抵抗線を突破する際に、出来高が急増していれば本格的な転換と判断する。 |
| 転換のサイン | 底値圏や高値圏での出来高の急増は、相場の転換点を示唆することがある。 |
次回は、トレンドの判断をより理論的に深める「No.28 トレンドの定義と種類:順張り・逆張りの考え方」について学びましょう!

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