💹 テクニカル分析(21〜40)
No.28 トレンドの定義と種類:順張り・逆張りの考え方 (★★ 初心者〜中級)
皆さん、こんにちは! 株の勉強ブログ、第28回です。
テクニカル分析の基本として、ローソク足、移動平均線、トレンドライン、そして出来高を学んできました。これらを活用する上で最も重要な概念が**「トレンド」です。
今回のテーマは、「トレンドの定義と種類」をより深く理解し、それに合わせた基本的な売買戦略である「順張り(じゅんばり)」と「逆張り(ぎゃくばり)」の考え方を学ぶことです。
💡 1.トレンドの明確な定義と3つの種類
前回も触れましたが、トレンドには明確な定義があり、それぞれに適した戦略があります。
- 上昇トレンド(Up Trend):
- 定義: 高値と安値が、どちらも切り上がりながら推移している状態。
- 特徴: 移動平均線は上向き。安値同士を結んだ**上昇トレンドライン(支持線)**が機能する。
- 市場心理: 買い方が優勢で、強気な相場。
- 下降トレンド(Down Trend):
- 定義: 高値と安値が、どちらも切り下がりながら推移している状態。
- 特徴: 移動平均線は下向き。高値同士を結んだ**下降トレンドライン(抵抗線)**が機能する。
- 市場心理: 売り方が優勢で、弱気な相場。
- レンジ相場(Range Market / ボックス相場):
- 定義: 高値と安値が、ほぼ同じ水準で横ばいに推移している状態。明確な方向性がない。
- 特徴: 移動平均線は横ばい。上下に引かれた水平な支持線と抵抗線が機能する。
- 市場心理: 買い手と売り手の力が拮抗している状態。
✅ ここがポイント! どのトレンドにいるかを正確に判断することが、正しい売買戦略を選ぶ第一歩です。
📉 2.トレンドに乗る「順張り」戦略
「順張り」とは、明確なトレンドが発生しているときに、そのトレンドの方向に沿って売買を行う戦略です。
🏢 順張りの特徴とメリット・デメリット
- 買いの順張り: 上昇トレンド中に買い、さらに株価が上がることを期待して保有する。
- メリット: トレンドに乗れれば、大きな利益を狙える可能性がある。
- デメリット: トレンドの終盤で乗ってしまうと、高値掴みになるリスクがある。
- 売りの順張り(空売り): 下降トレンド中に売り(空売り)、さらに株価が下がることを期待して利益を狙う。
- メリット: 下降トレンドも利益に変えられる。
- デメリット: 空売りはリスクが高いため、初心者には推奨されない。
🏢 順張りに適した投資家
- トレンドの発生を待てる人。
- 明確なトレンドの判断ができる人。
- 損切りを徹底できる人。
🧠 3.トレンドに逆らう「逆張り」戦略
「逆張り」とは、株価が大きく下落したところで「買い」、大きく上昇したところで「売り」というように、現在のトレンドに逆らって、株価がいずれ反転するだろうという期待に基づいて売買を行う戦略です。
🏭 逆張りの特徴とメリット・デメリット
- 買いの逆張り: 下降トレンド中や、レンジ相場の下限で「もうこれ以上は下がらないだろう」と判断して買いを入れる。
- メリット: 安値で株を購入できるため、反転した場合の利益率が高い。
- デメリット: さらに株価が下がる「落ちるナイフをつかむ」リスクがあり、損切りが遅れると大損失につながる。
- 売りの逆張り: 上昇トレンド中や、レンジ相場の上限で「もうこれ以上は上がらないだろう」と判断して売りを入れる。
- メリット: 高値で売却できるため、反転した場合の利益率が高い。
- デメリット: さらに株価が上がる「踏み上げ」のリスクがある。
🏭 逆張りに適した投資家
- 豊富な投資経験と知識がある人。
- リスク許容度が高い人。
- 資金管理が徹底できる人。
✅ ここがポイント! 初心者には、トレンドに乗る「順張り」の方がリスクが少なく、取り組みやすい戦略です。逆張りは、より高度な判断とリスク管理が求められます。
📝 まとめ
トレンドの定義を理解し、自分の投資スタイルに合った売買戦略を選ぶことが重要です。
| No.28の最重要ポイント | 簡潔な説明 |
| トレンドの種類 | 上昇トレンド(高安値切り上げ)、下降トレンド(高安値切り下げ)、レンジ相場(横ばい)。 |
| 順張り戦略 | トレンドの方向に沿って売買する。初心者におすすめ。大きな利益を狙えるが、高値掴みに注意。 |
| 逆張り戦略 | トレンドに逆らって、反転を狙う。安値で買える可能性があるが、リスクが高い。 |
| 判断の土台 | まずは現在のトレンドが何かを正確に判断することが重要。 |
次回は、トレンドの勢いを測るための具体的な指標である「No.29 移動平均乖離率:株価と平均値の差から見る過熱感」について学びましょう!

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