株の勉強 #31:【相場心理を数値化】RSI(相対力指数)の基本と「ダイバージェンス」の見方


💹 テクニカル分析(21〜40)

No.31 RSI(相対力指数):買われすぎ・売られすぎの判断 (★★★ 中級〜上級)

皆さん、こんにちは! 株の勉強ブログ、第31回です。

前回、ボリンジャーバンドで株価が平均からどの程度乖離しているかを見ましたが、今回は「価格の上昇と下降の勢い」に注目することで、相場の過熱感を測る指標を学びます。

今回のテーマは、テクニカル分析で最もよく使われるオシレーター系指標(買われすぎ・売られすぎを示す指標)である「RSI(Relative Strength Index:相対力指数)」です。RSIの活用法をマスターすれば、逆張り的な売買タイミングを判断する大きな助けとなります。


💡 1.RSI(相対力指数)とは何か?

RSIは、一定期間における「上昇した日の値幅の合計」「下降した日の値幅の合計」を比較し、買っている勢力と売っている勢力のどちらが優勢かを数値で示した指標です。

  • 数値の範囲: 0%から100%の間で推移します。
  • 役割: 相場が「買われすぎ(過熱)の状態」にあるのか、それとも「売られすぎ(底打ち)の状態」にあるのかを判断します。
  • 計算期間: 一般的に14日間(日足の場合)が使われます。

🏢 計算式の示す意味

RSI(%)=A+BA​×100

(A:期間内の平均上昇幅、B:期間内の平均下降幅)

RSIが50%の場合、上昇の勢いと下降の勢いが均衡していることを意味します。

✅ ここがポイント! RSIは、株価そのものではなく、「価格変動の強さ」に注目することで、相場参加者の心理的な偏りを数値化しています。


📉 2.RSIが示す「買われすぎ・売られすぎ」の判断基準

RSIは、一般的に以下の水準を売買の目安として使います。

RSIの水準示す相場心理と行動判断の目安
70%以上買われすぎ。買いの勢いが強すぎるため、利益確定の売りが出やすい水準。売りを検討する目安。
30%以下売られすぎ。売りの勢いが強すぎるため、買い戻しや新規の買いが入りやすい水準。買いを検討する目安。

  • より厳格な基準: 投資家によっては、より信頼性を高めるため、80%以上を売りの目安、20%以下を買いの目安とすることもあります。
  • 中立水準: RSIが50%付近を推移している場合は、買いと売りの勢力が拮抗しているレンジ相場である可能性が高いです。

🧠 3.RSI活用のための重要テクニック

RSIをより正確に活用するために、以下の2つの重要テクニックを覚えておきましょう。

1. ダイバージェンス(逆行現象)

これはRSIで最も重要なサインの一つです。

  • 定義: 株価は上昇して高値を更新しているにも関わらず、RSIは前の高値を超えられず下降している現象。
  • 意味: 株価は上がっているが、その上昇の勢いが弱まってきていることを示します。これは、「トレンド転換(下落)の予兆」として非常に強く意識される売りサインとなります。
  • 逆の現象: 株価は安値を更新しているがRSIは前の安値を割らずに上昇している場合、上昇への転換予兆として買いサインとなります。

(下がRSI)

2. レンジ相場での活用

RSIは、トレンドが発生している相場(順張り)では70%や30%を超えた状態が長く続く「張り付き」を起こしやすく、ダマシが多くなります。

一方で、株価が横ばいで動くレンジ相場では、RSIが70%や30%のラインを明確に超えて反転することが多いため、逆張り指標として非常に信頼性が高くなります。

✅ ここがポイント! RSIはレンジ相場ボリンジャーバンド(前回学習)と組み合わせて、「トレンドがない状態」での過熱感を測るのに最も適しています。


📝 まとめ

RSIは、相場の過熱感と勢いの変化を測るために不可欠な指標です。

No.31の最重要ポイント簡潔な説明
RSIとは一定期間の「上昇の勢い」を数値化。0%〜100%で推移。
判断基準70%以上買われすぎ(売りの検討)。30%以下売られすぎ(買いの検討)。
ダイバージェンス株価とRSIが逆行する現象。トレンド転換の強い予兆となる。
レンジ相場RSIが最も機能する相場。トレンド相場での安易な逆張りは危険。

次回は、RSIと並んでポピュラーなオシレーター指標であり、RSIよりも少し早くサインが出やすい「No.32 ストキャスティクス:RSIより早い売買タイミング」について学びましょう!

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