株の勉強 #33:【短期売買の味方】ストキャスティクスの基本とクロスを使った売買タイミング


💹 テクニカル分析(21〜40)

No.33 ストキャスティクスの基本:オシレーター系の活用 (★★★ 中級〜上級)

皆さん、こんにちは! 株の勉強ブログ、第33回です。

これまで、RSIとMACDという二大オシレーター系指標を学びました。今回は、それらと並んで重要視される指標、「ストキャスティクス(Stochastics)」を解説します。

今回のテーマは、ストキャスティクスの基本構造と活用法です。これは、一定期間の株価が高値圏と安値圏のどの位置にあるかを見ることで、特にレンジ相場における売買タイミングを見つけるのに役立ちます。


💡 1.ストキャスティクスとは?(3つの線)

ストキャスティクスは、「現在の終値が、一定期間の価格変動幅(高値〜安値)の中で、相対的にどの水準にあるか」をパーセンテージで示します。

  • 役割: 相場の「過熱感(買われすぎ・売られすぎ)」を測る点でRSIと似ていますが、RSIよりも反応が早いという特徴があります。

ストキャスティクスは、主に以下の3つの線で構成されます。

名称役割
%KパーセントK最も早く反応する基本的なライン。ノイズを拾いやすい。
%DパーセントD%Kを単純移動平均で平滑化したライン。%Kより滑らかで、売買サインの基準に使われる。
Slow %Dスロー%D%Dをさらに平滑化したライン。サインの信頼性を高めるために使われる。

✅ ここがポイント! ストキャスティクスは、%Kと%Dのクロス、および高値圏・安値圏からの脱出をサインとして活用します。


📉 2.2種類のストキャスティクス

ストキャスティクスには、「ファスト」と「スロー」の2種類があり、一般的には「スローストキャスティクス」がよく利用されます。

種類構成線特徴適した用途
ファスト%Kと%D反応が最も早いが、サインが頻出しやすく、ダマシが多い超短期売買
スロー%DとSlow %D%Kを平滑化した%Dと、さらに平滑化したSlow %Dを用いるため、サインの信頼性が高い一般的な逆張り

通常、単に「ストキャスティクス」という場合は、スローストキャスティクス(%DとSlow %Dの組み合わせ)を指します。


🧠 3.ストキャスティクスの3つの売買サイン

ストキャスティクスは、0%から100%の間で推移し、以下の水準とクロスの組み合わせで判断します。

1. 買われすぎ・売られすぎ水準

水準(目安)示す相場心理と行動判断の目安
80%以上買われすぎ売りを検討する目安。
20%以下売られすぎ買いを検討する目安。

2. ゴールデンクロス(買いサイン)

売られすぎ水準(20%以下)にあるとき、%DがSlow %Dを下から上に突き抜ける現象。 → 強い反発(買い)のサインとして利用されます。

3. デッドクロス(売りサイン)

買われすぎ水準(80%以上)にあるとき、%DがSlow %Dを上から下に突き抜ける現象。 → 強い反落(売り)のサインとして利用されます。

4. ダイバージェンス(逆行現象)

RSIやMACDと同様、株価とストキャスティクスが逆の動き(ダイバージェンス)をした場合、トレンド転換の強い予兆となります。


📝 まとめ

ストキャスティクスは、RSIよりも敏感に反応するため、短期的な逆張りレンジ相場でのタイミング取りに特に役立ちますが、その分ダマシも多いため、他の指標との併用が必須です。

No.33の最重要ポイント簡潔な説明
ストキャスティクス株価の終値が、一定期間の価格幅の中でどの水準にあるかを示す指標。
売買サイン20%以下(売られすぎ)でのゴールデンクロス80%以上(買われすぎ)でのデッドクロスが主なサイン。
スロースローストキャスティクス(%DとSlow %D)は、ファストよりもサインの信頼性が高い
特性レンジ相場で最も機能するが、トレンド相場での安易な逆張りは避ける。

次回は、トレンドの勢いを客観的に測るATRやADXといった「No.34 トレンドの勢いと強さを測る指標:ADX・ATR」について学びましょう!

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