株の勉強 #68:【トレンド対応】順張り投資と逆張り投資:相場の波に乗る戦略


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株の勉強 #68:【トレンド対応】順張り投資と逆張り投資:相場の波に乗る戦略 (★★★ 中級)

皆さん、こんにちは! 株の勉強ブログ、第68回です。

投資戦略を考える際、市場のトレンド(傾向)にどう対応するかは、極めて重要な判断ポイントになります。前回学んだテーマ株投資がトレンドに乗る戦略だとすれば、今回はその対応方法をテクニカルな観点から分類します。

今回のテーマは、「順張り(じゅん張り)投資」と「逆張り(ぎゃく張り)投資」という、投資戦略の二大流派です。それぞれの特徴と、成功するための具体的なエントリー(仕掛け)のタイミングを学びましょう。


💡 1.順張り投資:トレンドを味方につける戦略

順張り投資(Trend Following)とは、すでに発生しているトレンド(上昇傾向または下降傾向)にそのまま乗ることで、利益を狙う戦略です。

🏢 特徴とメリット

  • トレンドの継続を信頼: 上昇中の銘柄はさらに上がり、下降中の銘柄はさらに下がると考える。
  • 最大のメリット: トレンドが続く限り、大きな利益を得るチャンスがあり、小さな値動き(ノイズ)に惑わされにくい。
  • 心理的な優位性: 株価が自分の予測通りに動いているため、精神的に安定しやすい。

📈 エントリー(購入)のタイミング

順張り投資では、「トレンドが継続する」ことを確認することが重要です。

  1. 移動平均線(MA)の確認: 短期MAが中期MAや長期MAを上抜けた(ゴールデンクロス No.22参照)直後に購入する。
  2. 新高値の更新: 過去の株価の高値を更新し、勢いがあることを確認してから購入する。
  3. ブレイクアウト: レジスタンスライン(上値抵抗線 No.24参照)を明確に突き破った(ブレイクアウト)タイミングで購入する。

✅ 順張りの格言:

「強い株を買い、弱い株を売れ」という格言が示す通り、勢いのある方向に資金を投じます。


📉 2.逆張り投資:行き過ぎた株価を狙う戦略

逆張り投資(Contrarian Investing)とは、市場の過熱によって「行き過ぎた」株価の反発(トレンドの転換)を狙う戦略です。

🏭 特徴とメリット

  • 市場の過剰反応を利用: 株価が割安に売られすぎているときや、割高に買われすぎているときに仕掛けます。
  • 最大のメリット: 安く買って高く売るという投資の理想形に近いため、成功すれば**大きな安全域(Margin of Safety No.62参照)**を確保できる。
  • バリュー株との親和性: バリュー株投資(割安株投資)は、基本的に逆張りの考え方に基づいています。

📉 エントリー(購入)のタイミング

逆張り投資では、「トレンドが終わる」あるいは「株価が過熱している」ことを確認することが重要です。

  1. オシレーター指標の活用: RSI(No.26参照)やストキャスティクスが「売られすぎ」の水準(例:RSIが30未満)に達したときに購入する。
  2. サポートラインの確認: サポートライン(下値支持線 No.24参照)に株価が接近し、反発の兆しが見えたときに購入する。
  3. デッドクロス: 移動平均線でデッドクロスが発生し、株価が急落した後、一時的な反発を狙って購入する(ただしハイリスク)。

✅ 逆張りの格言:

「人の行く裏に道あり、花の山」という格言が示す通り、市場の多数派と逆の行動を取ります。


🧠 3.リスクと戦略の使い分け

順張りと逆張りは、どちらも成功すれば大きな利益をもたらしますが、それぞれ異なるリスクを持ちます。

スタイル最大のリスク適した市場環境必要な能力
順張りダマシ。一時的な上昇(下降)の後にすぐにトレンドが反転し、高値掴み(安値売り)になるリスク。明確なトレンドがある市場(上昇相場、下降相場)。トレンドの持続性を見抜く力。
逆張り底なし沼。株価が反発せずにさらに下落し、損切り(No.12参照)が遅れるリスク。レンジ相場(方向感がない一定の価格帯での変動)や暴落後の反発狙いトレンドの転換点を見抜く力。

🏢 投資家として:

一つの手法に固執せず、市場環境に応じて戦略を使い分けることが重要です。トレンドが明確なときは順張りを、株価が行き過ぎて一時的に不安定なときは逆張りを検討するなど、柔軟な対応を心がけましょう。


📝 まとめ

順張りと逆張りは、相場への対応を決定づける基本戦略であり、テクニカル分析の知識が成功の鍵となります。

No.68の最重要ポイント簡潔な説明
順張りトレンドに乗る戦略。ゴールデンクロス高値更新でエントリーする。
逆張り行き過ぎた株価の反発を狙う戦略。RSIの売られすぎサポートラインでエントリーする。
リスク順張りはダマシ、逆張りは底なし沼(反発しないまま下落継続)に注意が必要。
使い分けトレンドの強弱に応じて、柔軟に戦略を切り替えることが重要。

次回は、リスクを管理しながら取引を行う手法「No.69 ドローダウンとリスクリワードレシオ:リスク管理の数値化」について学びましょう!

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