🚀 投資戦略と手法(61〜80)
株の勉強 #78:【銘柄探しの効率化】スクリーニング機能の活用:条件に合う銘柄の絞り込み (★★ 初心者〜中級)
皆さん、こんにちは! 株の勉強ブログ、第78回です。
日本には数千社もの上場企業があり、その中から自分の投資戦略に合った「宝物」のような銘柄を見つけ出すのは大変です。そこで役立つのが、証券会社などが提供する「スクリーニング機能」です。
今回のテーマは、このスクリーニング機能を使って、膨大な銘柄の中から自分の条件に合う候補を効率的に絞り込む方法です。これを使いこなせば、銘柄探しの時間が大幅に短縮できます!
💡 1.スクリーニングとは?
スクリーニング(Screening)とは、「ふるいにかける」という意味です。株式投資においては、様々な条件(指標)を設定し、その条件を満たす銘柄だけを抽出する作業を指します。
- 役割: 投資家が設定した投資基準(例:「PERが15倍以下」「配当利回りが3%以上」など)に基づいて、候補となる銘柄を自動的にリストアップします。
- 利用場所: 多くのネット証券の取引ツールや、株情報サイトで無料で提供されています。
✅ アナロジーで理解する!
スクリーニングは、図書館で本を探すときに「ジャンル:ミステリー」「著者:〇〇」「出版年:2020年以降」といった条件で検索するのと似ています。条件を絞り込むことで、目的の本(銘柄)に早くたどり着けます。
📉 2.スクリーニングで使える主な条件
スクリーニングでは、これまで学んできたファンダメンタルズ指標やテクニカル指標を条件として設定できます。
1. ファンダメンタルズ条件(企業の質・割安度)
| 条件の例 | 目的 | 関連する記事 |
| PER / PBR | 割安な銘柄を探す | No.46, 47 |
| ROE / ROA | 資本効率・経営効率が高い銘柄を探す | No.50, 51 |
| EPS成長率 | 利益が伸びている成長株を探す | No.48 |
| 自己資本比率 | 財務が健全で安定している銘柄を探す | No.52 |
| 配当利回り | 配当金が多くもらえる高配当株を探す | No.53 |
| 時価総額 | 大型株・中型株・小型株(No.76)を絞り込む |
2. テクニカル条件(売買タイミング・トレンド)
| 条件の例 | 目的 | 関連する記事 |
| 移動平均線(MA) | ゴールデンクロス(No.24)発生、MAが上向きなどを探す | No.23, 24 |
| RSI / ストキャスティクス | 「売られすぎ」(No.30, 32)水準にある銘柄を探す(逆張り) | No.30, 32 |
| MACD | ゴールデンクロス(No.31)発生銘柄を探す | No.31 |
| ボリンジャーバンド | バンド幅が収縮(スクイーズ No.33)している銘柄を探す | No.33 |
| 株価が〇〇円以上/以下 | 特定の価格帯の銘柄を絞り込む | |
| 出来高が〇〇株以上 | 流動性が高い(売買しやすい)銘柄を絞り込む | No.27 |
✅ 活用法:
自分の投資戦略(バリュー投資か、グロース投資か、高配当投資か)に合わせて、複数の条件を組み合わせて使うのが基本です。
🧠 3.スクリーニング活用の注意点
スクリーニングは非常に便利なツールですが、万能ではありません。
- あくまで「候補」の発見: スクリーニングで抽出された銘柄は、あくまで「候補」です。そのまま投資するのではなく、必ず個別に詳細な分析(決算短信の確認、チャートの確認など)を行う必要があります。
- 条件設定の難しさ: 条件を厳しくしすぎると候補がゼロになり、緩すぎると候補が多すぎて絞りきれません。最初は緩めの条件から始め、徐々に絞り込んでいくのが良いでしょう。
- 定性情報は拾えない: スクリーニングは数値データに基づいているため、経営者の質やブランド力、技術力といった定性的な情報(No.57参照)は反映されません。
- タイミングのズレ: スクリーニングのデータは、リアルタイムではない場合があります。特にテクニカル指標を条件にする場合は、抽出された時点と現在の状況が異なる可能性があるため注意が必要です。
📝 まとめ
スクリーニングは、効率的な銘柄探しに不可欠なツールですが、その結果を鵜呑みにせず、最終的な投資判断は自分で行うことが重要です。
| No.78の最重要ポイント | 簡潔な説明 |
| スクリーニング | 条件を設定し、多数の銘柄から候補を効率的に絞り込む機能。 |
| 主な条件 | PER/PBR(割安度)、ROE(効率性)、MA(トレンド)、RSI(過熱感)など。 |
| メリット | 銘柄探しの時間と手間を大幅に削減できる。 |
| 注意点 | 結果はあくまで候補。必ず個別の詳細分析が必要。定性情報は反映されない。 |
次回は、売買ルールをプログラム化して自動で行う「No.79 システムトレードの概要:自動売買の考え方」について学びましょう!

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