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株の勉強 #89:【税金対策】特定口座と一般口座の違い:効率的な納税 (★ 初心者)
皆さん、こんにちは! 株の勉強ブログ、第89回です。
これまで、株の買い方、選び方、そして売買戦略について学んできました。しかし、株で利益が出た時に忘れてはならないのが「税金」です。税金のことを知らずに取引を始めると、確定申告で思わぬ手間がかかったり、税金を払いすぎたりする可能性があります。
今回のテーマは、株式投資で利益が出た際の税金の仕組みと、利用する口座の種類によって税務処理が大きく異なる「特定口座」と「一般口座」の違いです。賢く納税し、手元に残る利益を最大化するための基本を学びましょう。
💡 1.株式投資にかかる税金の種類
株式投資で利益が出た場合、主に以下の2種類の税金がかかります。
- 売却益(譲渡益)に対する税金:
- 株を売却して得た利益(キャピタルゲイン No.17参照)にかかる税金。
- 税率は一律20.315%(所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%)。
- 損失が出た場合は、確定申告することで利益と相殺したり(損益通算)、翌年以降3年間繰り越したりできます(繰越控除)。
- 配当金に対する税金:
- 企業から受け取る配当金にかかる税金。(インカムゲイン No.17参照)
- 税率は売却益と同じく一律20.315%。
✅ 覚えておこう!
税金は、利益が出て初めて発生します。含み益(まだ売っていない利益)にはかかりません。
📉 2.「特定口座」と「一般口座」の大きな違い
証券口座を開設する際、通常は「特定口座」か「一般口座」のどちらかを選択します。この選択によって、税務処理の手間が大きく変わります。
1. 特定口座(源泉徴収あり) ⭐初心者向け⭐
- 特徴: 証券会社が売買損益の計算から納税まで全て代行してくれる口座です。
- メリット:
- 確定申告が不要: 利益が出ても、証券会社が自動的に税金を計算し、差し引いてくれるため、原則として自分で確定申告をする必要がありません。
- 損益通算も自動: 同じ特定口座内で複数の銘柄を取引し、利益と損失が出た場合も、証券会社が自動で損益通算してくれます。
- デメリット: 税金が自動的に引かれるため、確定申告で他の所得との合算や、繰越控除をしたい場合は、別途申告が必要になります。
- こんな人におすすめ:
- 株初心者で、税務処理の手間をかけたくない人。
- 会社員で、確定申告を避けたい人。
2. 特定口座(源泉徴収なし)
- 特徴: 証券会社が年間取引報告書を作成してくれる口座です。納税は自分で行います。
- メリット: 確定申告時に、他の所得との合算や繰越控除などを自分で行いやすい。
- デメリット: 自分で確定申告をする必要があります。
- こんな人におすすめ:
- 確定申告に慣れていて、他の所得と損益通算したい人。
- 年間利益が20万円以下で、他の所得との合計が一定額以下の場合は非課税になる可能性があり、そのメリットを活かしたい人(※給与所得者以外の条件あり)。
3. 一般口座 ⚠️上級者・玄人向け⚠️
- 特徴: 証券会社は売買損益の計算や納税の代行を一切行いません。
- メリット: 自分の好きなタイミングで損益計算をしたり、他の金融機関の取引と細かく合算したりなど、非常に自由度が高い。
- デメリット:
- 売買損益の計算を全て自分で行う必要があります。非常に手間がかかります。
- 確定申告も全て自分で行う必要があります。
- こんな人におすすめ:
- 複数の証券会社で頻繁に取引しており、年間損益を自分で統合的に管理したい人。
- 税務の知識が豊富で、複雑な節税対策をしたい人。
- FXや仮想通貨など他の金融商品との損益通算をしたい人(ただし、損益通算できる金融商品は法律で定められています)。
🧠 3.NISA口座の活用(非課税投資)
税金を完全に非課税にする制度として、NISA(ニーサ)口座があります。(No.11参照)
- 特徴: 毎年一定の投資枠内で購入した株や投資信託から得られる利益(売却益、配当金)が非課税になります。
- 種類:
- つみたてNISA: 年間投資枠120万円、非課税保有限度額1,800万円。長期・積立・分散投資向け。
- 成長投資枠: 年間投資枠240万円、非課税保有限度額1,800万円(つみたてNISAと合わせて)。幅広い銘柄に投資可能。
- 目的: 個人の資産形成を国が後押しするための制度です。
- 投資家への示唆: まずはNISA枠を最大限活用し、その後に特定口座での取引を検討するのが賢明です。
📝 まとめ
証券口座の種類と税金の仕組みを理解することは、投資の利益を効率的に手元に残すために非常に重要です。
| No.89の最重要ポイント | 簡潔な説明 |
| 株式投資の税金 | 売却益・配当金ともに一律20.315%。 |
| 特定口座(源泉徴収あり) | 証券会社が全て代行してくれるので、確定申告が不要。初心者におすすめ。 |
| 特定口座(源泉徴収なし) | 証券会社が年間取引報告書を作成。確定申告は自分で行う。 |
| 一般口座 | 全て自分で計算・申告。手間がかかるため、上級者向け。 |
| NISA口座 | 投資で得た利益が非課税になる制度。優先的に活用すべき。 |
次回は、投資詐欺から身を守るための「No.90 投資詐欺の見分け方と対策:だまされないための知識」について学びましょう!

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